群馬 太田市の生品神社 新田義貞の功績たたえる「鏑矢祭」

鎌倉幕府を倒したことで知られる南北朝時代の武将、新田義貞の出身地の太田市で、義貞が倒幕に向けて出陣した際の言い伝えにならった伝統の祭り「鏑矢祭(かぶらやさい)」が行われました。

太田市の生品神社は新田義貞が出陣の際、鎌倉の方角に向けて矢を放った場所とされ、義貞の功績をたたえようと、毎年、兵を挙げたといわれる5月8日に地元の子どもたちが矢を放つ「鏑矢祭」を行っています。
8日は境内で神事と出陣式が執り行われたあと、鉢巻きにはかま姿の地元の小学6年生およそ30人が隊列を組み、鎌倉の方角に向けて一斉に矢を放ちました。
このあと、子どもたちは、「エイエイオー」と勇ましい声で勝ちどきを上げながら境内を練り歩きました。
参加した男子児童は「緊張しましたが、練習より上手にできてよかったです」と話していました。
また、別の男子児童は「伝統的な行事に参加できてうれしかったです。思っていたより矢が飛んでよかったです」と話していました。