草津温泉 平日もにぎわう 「写真映え」ねらった観光客などで

大型連休の前半が終わって平日の30日も、全国有数の温泉地、草津温泉は、「写真映え」をねらった若者や外国人観光客などでにぎわっています。

草津温泉では、昨年度訪れた観光客が370万人あまりと、これまでで最も多くなり、町は、若者や外国人観光客の「写真映え」をねらった夜間のライトアップなどの取り組みが功を奏したとみています。
大型連休の前半が終わり、平日の30日も、多くの人でにぎわっていて、温泉街につながる交差点に半年ほど前にできた「温泉門」では、10人あまりの人が足湯を楽しんでいました。
家族7人で訪れていた埼玉県の30代の女性は「前回来た時はこの足湯がありませんでしたが、楽しめました」と話していました。
また、観光名所の湯畑では、友人どうしで写真を撮影する若者やヨーロッパから訪れた外国人観光客などでにぎわっていました。
神奈川県から友人と訪れていた20代の女性は「湯畑の夜のライトアップをSNSで見て来たいと思いました。写真映えする場所が多く日が暮れるのが楽しみです」と話していました。
また、フランスから来た家族連れは、29日夜、湯畑のライトアップを見て家族で写真を撮影したということで、このうちの1人の男性は「人が多い東京と比べてとてもリラックスできました。お湯が熱かったですが、出た時にとても気持ちよかった」と話していました。

草津温泉の湯畑の近くにある日帰りの温泉施設では、浴衣のレンタルも行っていて、「写真映え」を好む若い女性や外国人観光客の人気を集めています。
この施設では、浴衣と帯の組み合わせが600パターン以上選べるのが特徴で、大型連休に入り、20人ほどがレンタルしたということです。
30日は高崎市から親子で訪れた6歳の女の子が、誕生日の記念に浴衣を着て温泉街の観光を楽しんでいました。
この施設で浴衣のレンタルを行っている草津観光公社の安齊克仁さんは「湯畑は写真映えするスポットとして浴衣を着て写真を撮るのが今、特に若い女性の人気となっています。温泉地、草津に浴衣はとても似合うので記念に着てもらえれば」と話していました。