全国各地の特徴あるだるまを集めた展示会 高崎

だるまの生産量が全国一の高崎市で、全国各地の特徴あるだるまを集めた展示会が開かれています。

高崎市にある県立歴史博物館で開かれている展示会には「高崎だるま」をはじめ、北海道から沖縄までの全国各地のだるま、およそ130点が集められています。
このうち、仙台市の「松川だるま」は、顔の周りが空と海を表現した群青色で縁取られていて、宝船などの絵や立派な眉毛が特徴です。
また、新潟県の「三角だるま」は、円すい型にとがった頭や、「への字」に曲がった口元が特徴で、困難に直面しても起き上がってほしいという願いが込められています。
このほか会場には、「パンダだるま」や、おなかに子どもを抱えた「親子だるま」なども展示されていて、訪れた人はだるまの表情をじっくり見るなどして楽しんでいました。
訪れた30代の男性は「それぞれのだるまが個性豊かで、おもしろいと感じました」と話していました。
展示を担当した学芸員の武藤直美さんは「各地で色や顔つきが違うので、それぞれに込められた願いを感じながら楽しんでほしい」と話していました。
この展示会は6月16日まで開かれています。