前橋市長 多選の自粛定めた条例案 市議会に提出へ

ことし2月の前橋市長選挙で、「多選の禁止」を公約に掲げて初当選した小川晶市長が、自身と後任の在任期間について「連続で3期12年まで」とする多選の自粛を定めた条例案を、来月の市議会に提出する方針を決めました。
市によりますと、制定されれば県内で初めてだということです。

小川市長は、ことし2月の前橋市長選挙で公約の1つとして「多選の禁止」を掲げて、4期目を目指した現職を破り初当選しました。
そして、来月、開会する市議会に自身と後任を含む市長の在任期間について、「連続で3期12年まで」とする多選の自粛を定めた条例案を提出する方針を決めました。
前橋市によりますと、提案の理由としては多くの権限を持つ市長が長期間、市政を担うことで生じる弊害を防ぐことなどをあげているということです。
一方で、ほかの自治体の状況を踏まえて「禁止」ではなく「自粛」にとどめたため、罰則規定はないということです。
市によりますと、首長の多選の自粛などを定めた同様の条例は、全国では、徳島県や横浜市など1つの県、7つの市、そして1つの町にありますが、前橋市で制定されれば県内では初めてだということです。