レッサーパンダ 桐生の動物園に 静岡の動物園から借り受け

繁殖のため、静岡市の動物園から借り受けたオスのレッサーパンダが、桐生市の動物園に16日到着しました。

桐生市の桐生が岡動物園にやってきたのは、2歳のオスのレッサーパンダ、「かずのこ」です。
「かずのこ」は、静岡市の日本平動物園から繁殖のために借り受けることになり、16日午後1時半すぎにトラックに乗せられて到着しました。
そして、動物園の担当者がケージに入った「かずのこ」をレッサーパンダを飼育する獣舎まで運んでいました。
絶滅危惧種に指定されているレッサーパンダですが、動物園ではおととし、専用の獣舎を新たに設置し、現在メス2頭、オス1頭のあわせて3頭を飼育していて、来園者の人気を集めています。
「かずのこ」は今後、新たな環境に慣れたことなどを確認したうえで、一般公開する予定です。
レッサーパンダの飼育を担当している田村紗英さんは「『かずのこ』は若くて運動能力もあり、繁殖を期待できる年齢で、来園者には活発に動く姿を見てほしい。これをきっかけにレッサーパンダに興味を持ってほしい」と話していました。