東毛地域の活性化へ 県産業支援機構の新拠点 太田に開設

東毛地域の活性化につなげようと、起業を目指す人や中小企業の経営者などをサポートする県産業支援機構の新たな拠点が太田市に開設され、16日、記念の式典が開かれました。

「おおたブランチ」と名付けられた拠点は、県産業支援機構が東毛地域での活動を強化しようと新たに設置したもので、16日の記念式典には、市や地元の経済団体の関係者などおよそ30人が出席しました。
この中で、太田市の清水聖義市長は「ここを拠点として市内の企業活動がますます活発になるようにしていきたい」とあいさつしました。
そして、出席者はテープカットを行い、拠点のオープンを祝いました。
この拠点は群馬大学太田キャンパスに隣接した施設に開設され、起業を目指す人や中小企業の経営者などからの相談に対応するほか、デジタル化や脱炭素化に向けた取り組みなどを支援することにしています。
県産業支援機構によりますと、昨年度受け付けた企業からの相談はおよそ1万4000件で、このうち、4分の1ほどが東毛地域だったということです。
県産業支援機構の大久保聡理事長は「東毛地域はものづくりの集積地で関東有数の工業地なので、県内経済の発展に非常に重要な地域だと思う。産官学が連携して地域の持続的な発展につなげていきたい」と話していました。