市民がスマホゲームで電柱などインフラ点検に協力実験 前橋

インフラの老朽化が進む中、効率的な保守点検につなげようと、東京電力の子会社などは、13日から前橋市で、市民がゲームを楽しみながらインフラ点検に協力する実証実験を始めることになりました。

この実証実験は、市民にスマートフォン用のゲームアプリで電柱やマンホールなどのインフラ設備を撮影してもらい、東京電力の子会社の「東京電力パワーグリッド」が保守や点検に活用するもので、13日から前橋市で始まります。
参加者は、ゲームで獲得したコインの数に応じてギフト券などの報酬を受け取ることができるということです。
インフラの老朽化が進む中、電力会社は、人手不足や人件費の上昇などにも直面していて、保守や点検をどう効率的に進めるかが課題となっています。
実証実験は、6月29日まで行われ、会社では、市民の協力を得ながらインフラ設備の異常の早期発見や速やかな修繕につなげていくことにしています。
東京電力パワーグリッドは「ゲームを通じて電力設備の新たな価値の創造を目指すとともに、地域の皆様に広く参加してもらい、電気や電力設備を身近に感じてほしい」とコメントしています。