群馬県警察本部に「警衛警護室」設置 安倍元首相銃撃事件受け

安倍元総理大臣がおととし銃で撃たれた事件を受けて、群馬県警察本部は要人の警護体制などを強化するため、先月から新たに「警衛警護室」を設置しました。

県警察本部の「警衛警護室」は、警備部の警備第二課が担当していた業務について体制を強化しようと設置されました。
安倍元総理大臣がおととし銃撃された事件を受けて警察庁が示した指針に基づいた対応だということで、警察官の警護技術の向上や指揮命令の明確化を図ることで、皇室や要人が群馬県を訪れた際の警護を強化したい考えです。
今回の組織改正では、このほか、同じ警備部内に経済安全保障の確保に当たる「情報戦略室」が、生活安全部には業務の効率化を進めるための「許可等事務管理室」が、それぞれ新たに設置されました。
県警察本部は「社会情勢や時代の変化に合わせた組織改正を行った。治安の向上と業務の効率化につなげていきたい」と話しています。