新型コロナ 支援策終了 群馬県でも通常の医療体制で対応

国の新型コロナウイルスの患者などへの支援策が31日で終了したことを受けて、群馬県でも1日から通常の医療体制での対応に移行しました。

国は新型コロナの位置づけが5類に移行したあと、段階的に縮小してきた患者や医療機関への支援策を31日ですべて終了し、群馬県でも1日から通常の医療体制での対応に移行しました。
県は発熱などの症状が出た際の対応に応じる県の相談窓口を終了し、今後はかかりつけ医や国の窓口などに相談してほしいとしています。
また、治療薬の処方はこれまで自己負担額が最大9000円に抑えられていましたが、1日からは医療保険の負担割合に応じてより高額の自己負担が求められます。
さらに、ワクチンについては、すべての年齢を対象にした全額の公費負担が終了しました。
今後は季節性インフルエンザと同じ対応となり、一定の補助が受けられる年1回の「定期接種」は60歳から64歳で基礎疾患のある人と、65歳以上の人が対象になり、それ以外は「任意接種」となります。
一方、県内での感染者の状況については引き続き、公表することにしています。
県は「今後も症状がある場合にはかかりつけ医などの医療機関を受診してもらうとともに、気を緩めることなく基本的な感染対策を続けてほしい」としています。