小林製薬「紅麹」含む健康食品 1人体調不良訴え入院 群馬県

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気を発症するなどして死亡した問題で、群馬県内でも1人が体調不良を訴えて入院したことが保健所への取材でわかりました。
県は、県内の健康被害の状況について確認を進めるとともに、対象の食品を摂取して体調に異変があった場合は医療機関で受診するよう呼びかけています。

小林製薬の「紅麹」の成分を含む健康食品をめぐっては、摂取したあとに腎臓の病気を発症するなどして28日までに4人が死亡し、106人が入院したことがわかっていて、会社が「原因となった疑いがある」として調査を進めています。
この問題で、群馬県内でも27日までに、1人が体調不良を訴えて前橋市内の医療機関に入院したことが市の保健所への取材でわかりました。
また、県によりますと、26日には、県内に住む人から「摂取後に体調不良となって医療機関で受診した」という連絡が桐生保健所にあったということです。
県は、県内の健康被害の状況について確認を進めるとともに、対象の食品を購入した人は、摂取をやめ、体調に異変があった場合は医療機関で受診するよう呼びかけています。