災害対応へ前橋と富岡間の幹線道路 一部区間開通 群馬 高崎

災害時のスムーズな対応や地域間のアクセス向上を図ろうと、前橋市と富岡市の間で工事が進められている幹線道路のうち、高崎市の一部の区間が、27日開通しました。
開通した区間は全体の半分を超え、およそ5年後の全線開通が見込まれています。

開通したのは、前橋市の国道17号線と、富岡市の国道254号線の間で工事が進む全長27.8キロの県道「西毛広域幹線道路」のうち、高崎市内の1.6キロほどの区間です。
27日は、関係者およそ70人が集まり式典が開かれました。
「西毛広域幹線道路」は、災害時の人命救助や支援物資の輸送などをスムーズに行うことに加え、渋滞が課題の地域間のアクセスを向上させようと、2014年から工事が始まり、これまでにおよそ13キロが開通していました。
27日で開通区間は全体の半分を超え、5年後の2029年ごろに全線の開通を見込んでいるということです。
また、27日の開通によって、並行して走る別の県道の交差点での渋滞の緩和が期待されるということです。
式典の中で高崎市の富岡賢治市長は「新しい道路を生かして、高崎市をはじめとして群馬県全体を盛り上げていきたい」と述べました。