みどり市が岩宿遺跡発見の相澤忠洋さんテーマの映画制作へ

みどり市は日本での旧石器時代の存在を初めて明らかにした岩宿遺跡を発見した考古学研究者の相澤忠洋さんの偉業を後世に伝えようと、相澤さんをテーマにした映画を制作することになりました。

考古学研究者の相澤忠洋さんは1946年に岩宿遺跡を発見し、その後の専門家による調査で日本での旧石器時代の存在が初めて明らかになるきっかけを作りました。
岩宿遺跡のあるみどり市ではこの相澤さんの偉業を後世に伝えようと、相澤さんをテーマにした映画を制作することを決めました。
みどり市によりますと、制作費はおよそ1億円を想定していて、市では制作費の一部をクラウドファンディングの活用や企業からの協賛金などでまかなうことにしています。
そして、映画の撮影時は市民からエキストラを募ることを計画していて、岩宿遺跡の発見から80年となる令和8年度中の公開を目指しています。
みどり市では脚本の制作などの費用として、新年度の当初予算におよそ400万円を盛り込んでいます。
みどり市地域創生課は「相澤さんの業績を伝える作品を市民の協力を得ながら、制作していきたい」と話しています。