障害がある人なども利用しやすい公衆トイレ 26日から利用へ

障害がある人なども利用しやすいように工夫された公衆トイレが、前橋市の繁華街に新たにつくられ、26日から利用できることになりました。

25日は前橋市中心部にある繁華街で、完成した公衆トイレの内覧会が開かれ、招待された、日常的に医療ケアを必要とする子どもや家族などが設備を見学しました。
完成したトイレは、男女兼用でバリアフリーになっていて、おむつや衣服を替える際に横になれる大型のシートや人工の肛門やぼうこうをつけている「オストメイト」の洗い場などが設置され、障害がある人も利用しやすくなっています。
このエリアは、地域の活性化のため、3年前から官民が連携して遊歩道公園の整備を進めていて、公衆トイレは、26日から利用できるということです。
内覧会に招待された医療的ケア児の娘がいる母親は「出かける際に利用しやすいトイレがあることは家族にとって本当に重要なので、ありがたいです」と話していました。
トイレの設置を企画したまちづくり団体の日下田伸さんは「外出をためらう家族連れや高齢者にとって役立つものだと思う。幅広い人に街歩きを楽しんでほしい」と話していました。