群馬県教委 教職員4人を懲戒処分に

群馬県教育委員会は以前、勤務していた学校の生徒に対し、わいせつな行為をしたとして、特別支援学校の男性教諭を懲戒免職にするなど、あわせて4人の教職員を21日付けで懲戒処分にしたと発表しました。

県教育委員会によりますと、中毛地域の特別支援学校に勤務する64歳の男性教諭は、2016年から数年間にわたり、当時、勤務していた学校の生徒に対し、わいせつな行為を繰り返していたとして、懲戒免職の処分を受けました。
また、中毛地域の小学校に勤務する23歳の男性教諭は、ことし1月に酒気帯び運転をしたとして、停職6か月、中毛地域の高校に勤務する44歳の実習助手は、生徒の胸をたたくなどの体罰を行ったほか、懇親会で女性の教職員に抱きつくなどしたとして、停職3か月の処分を受けました。
このほか、中毛地域の高校に勤務する64歳の学校司書は、部活動の集合写真の生徒の顔を黒のマーカーで塗りつぶし、不適切な指導をしたとして戒告の処分となっています。
県教育委員会によりますと、今年度、教職員の懲戒処分の件数は9件で、過去10年で2番目の多さになっているということです。
県教育委員会は、「教職員がこのような不祥事を起こすことは絶対にあってはならないことで深くおわび申し上げます。不祥事の根絶や服務規律の確保に向けて、さらなる指導の徹底を図りたい」としています。