寒暖差などによる「春バテ」に注意を

前橋市にあるクリニックでは、今月、だるさなどの心身の不調を訴えて受診に訪れる患者が増えています。
クリニックの医師は寒暖差などで自律神経の働きが乱れて疲れがたまるいわゆる「春バテ」の可能性を指摘しています。

前橋市にある「さとり循環器・内科クリニック」では今月に入り、体のだるさや疲労感などを訴える患者が増えていて、多い日で1日に5人ほど訪れているということです。
クリニックによりますと、この時期は寒暖差に加え、新生活に向けた環境の変化によるストレスの影響などで、自律神経の働きが乱れて疲れがたまるいわゆる「春バテ」で心身の不調を訴える人が増える傾向にあるということです。
取材した日も、最近「疲れを感じやすくなっている」と訴える80代の男性が訪れていました。
「春バテ」の対策としてクリニックでは十分な食事や睡眠をとることや入浴でしっかりと体を温めること、そしていつも以上に気温の変化を意識した服装選びを行うよう呼びかけています。
クリニックの佐鳥圭輔院長は「『春バテ』とみられる患者は去年よりも多い印象があり、寒暖差の影響が大きいと感じる。衣服の調整をしっかり行うなどして体調を整えてほしい」と話していました。