群馬県の観光キャンペーン 最初の補助事業に千代田町の計画

非日常の空間に長期滞在し、心と体を癒やしてもらうことをコンセプトとする県の観光キャンペーンで、アウトドアを楽しむ人たちを呼び込む千代田町の計画が最初の補助事業に選ばれ、地元では東毛エリアの活性化に期待が高まっています。

県は、観光客の誘致策として、県内の自然や温泉などで非日常を味わいながら心と体を癒やしてもらう「リトリート」を前面に出したキャンペーンを展開していて、市町村などが行う長期滞在型の観光地づくりに補助も行っています。
この最初の補助事業として、利根川でウインドサーフィンやカヌーなどを楽しむ人たちを呼び込む千代田町や地元の商工会などの協議会が提案した計画が選ばれました。
計画では、町内にキャンプ場を誘致するとともに、1200年前に開かれたとされる地元で最古の寺の遊歩道を整備するなどアウトドアや観光を楽しみながら長期滞在できる環境を整える予定で、2027年までの5年間でおよそ2億5000万円の事業費を見込んでいます。
千代田町は「利根川があり、都会とのアクセスもよいという地の利を最大限に活用して、新たな観光の形を提案していきたい」と話しています。