高校生が間伐材活用商品を地元企業と共同開発 県庁で発表会

森林資源をビジネスにつなげようと、利根商業高校の生徒たちが間伐材から抽出した精油=エッセンシャルオイルを活用した商品を地元企業と共同開発し、発表会が県庁で行われました。

この取り組みは利根沼田環境森林事務所が森林資源のビジネスへの展開に関心を持ってもらおうと企画し、利根商業高校の生徒たちが「香り」をテーマに地元企業と共同で商品開発を行いました。
今月15日には県庁で発表会が行われ、間伐材から抽出した、木の香りが凝縮されたエッセンシャルオイルを活用した3つの商品の試作品が展示されました。
このうち、食品用のオイルはひのきの間伐材などから抽出したもので、このオイルを使って作られたクッキーの試食が行われました。
また、会場には生徒らが開発したアロマキャンドルも展示され、その香りを楽しむ人もいました。
利根商業高校の2年生の女子生徒は「自分の身近なものも活用しだいで人の役に立ち、地域貢献にできるのがわかってよかったです」と話していました。
利根沼田環境森林事務所の深町尚子係長は「新しい視点を持ってクオリティーの高いものができたと思う。成果を広く周知し、森林ビジネスの立ち上げの参考にしてほしい」と話していました。