伊勢崎の農家育てた「やよいひめ」 いちご全国品評会で最高賞

いま、群馬県産のいちごが注目されています。
全国のいちご生産者が対象の品評会で伊勢崎市の農家が育てた、群馬県が開発した品種、「やよいひめ」が最高賞を受賞しました。
生産した農家は「これをきっかけに群馬県の『やよいひめ』の知名度がさらに高まってほしい」と期待を語っています。

この品評会は産直通販サイトを運営する会社がことし1月、開催したもので、全国の農家から55点のいちごが出品され、審査が行われました。
その結果、伊勢崎市にある農園で生産された、群馬県が開発した品種、「やよいひめ」が最高賞の総合大賞を受賞しました。
いちごの断面も含む、見た目の美しさと、果汁たっぷりの味の良さなどが評価されたということです。
この農園ではおととしから農業用ハウスで生産を開始し、よりおいしいいちごを作るために、毎日、カルシウムやミネラルなどの養分をミスト状にしてまく作業にあたっています。
また、土壌から流れ出た水に含まれる肥料の濃度を専用の機器で測り、肥料が適量かどうかなどもチェックしているということです。
農園の代表の齋藤大輝さんは「全国のえりすぐりのいちごが集まる中で一番いい評価をもらい、自信にもつながった。手間のかかる作業を毎日、継続することで、いい結果を得られたのではないかと思う。これをきっかけに群馬県の『やよいひめ』の知名度がさらに高まってほしい」と話していました。