多々良沼で「ヨシ焼き」 春の訪れ告げる 館林市・邑楽町

館林市と邑楽町にまたがる多々良沼で、、春の訪れを告げる恒例の「ヨシ焼き」が15日行われました。

多々良沼の周辺にはヨシが自生していて、地元の住民グループなどが毎年、この時期に「ヨシ焼き」を行っています。
15日は消防の立ち会いのもと、グループのメンバーらおよそ60人が参加し、ガスバーナーを使い、ヨシに次々と火を付けて回りました。
冬の間に枯れたヨシを焼き払うことで、植物の芽吹きを促すとともに、害虫の駆除にもつながるということです。
多々良沼周辺は15日、雲ひとつない天気で、見学に訪れた人たちはヨシが燃え広がる様子を撮影するなどして見入っていました。
今後、地面からは新芽が出て、5月の大型連休のころには緑や花に包まれるということです。
ヨシ焼きを行った「多々良沼自然公園を愛する会」の青木雅夫代表は「天気のいい状況の中でヨシ焼きが実施できてよかった。これからも多々良沼の動植物の多様性を維持する取り組みを続けていきたいと思う」と話していました。