館林市 中心市街地活性化へ 民間企業などと共同で法人設立へ

中心市街地の活性化が課題となっている館林市では、市が、金融機関や地元企業などと共同で法人を設立し、駅前での再開発や、飲食店などの誘致を進めていくことになりました。

館林市の人口は、19年前の2005年をピークに減少が続き、現在、7万4000人ほどで、特に、館林駅の周辺や中心市街地の空洞化が懸念される状況です。
このため館林市は、活性化に向けて地元のJAや商工会議所、群馬銀行などの金融機関、そして、地元企業などと連携した新たな法人を先月26日に設立しました。
「館林アーバンデザイン」と名付けられた新たな法人では、まず、区画整理が行われている館林駅の西口について、市が所有する土地の有効活用に向けた調査や、飲食店などの誘致活動を進めていくということです。
市は法人の運営費などとして、新年度予算案におよそ1000万円を盛り込んでいます。
館林市区画整理課は、「民間企業や金融機関などのノウハウを生かすとともに、市民のニーズもしっかりと把握したうえで、駅の西口に、にぎわいを生み出す取り組みを進めていきたい」と話しています。