太田市の障害者施設 シェフたちが料理をふるまい利用者と交流

障害のある人たちにプロの味を楽しんでもらおうと、太田市の施設で地元のシェフたちが自慢の料理をふるまい、利用者と交流を深めました。

8日、洋食の料理人でつくる団体の太田支部のメンバー4人が、自慢の料理をふるまうため、市内にある障害者施設を訪れました。
シェフたちは、この日のために2日前から仕込みを行い、若鶏のトマト煮やパスタサラダ、それにミネストローネとトウモロコシのピラフをおよそ150人分用意しました。
そして、昼食の時間になると、施設の利用者たちが次々と食堂に集まり、プロが腕によりをかけた味に舌鼓を打っていました。
この交流は、40年以上前から続いていましたが、新型コロナの影響を受けてことしは4年ぶりに行われ、利用者の中には、感謝の気持ちを込めたメッセージを書いてシェフに渡す人の姿も見られました。
団体の椎名貴志支部長は「4年ぶりですが、顔を覚えていてくれた人もいて、『ありがとう。おいしかった』と声をかけてもらい、やったかいがありました。今後も活動を続けていきたいです」と話していました。