来月開校の夜間中学 入学希望者の81%が外国籍 群馬県

群馬県は、伊勢崎市に来月開校する県内初の夜間中学について、37人の入学希望者のうち80%あまりが外国籍の人であることを明らかにしました。

これは、山本知事が7日の記者会見で明らかにしました。
県は来月1日、伊勢崎市に初めて開校する夜間中学の「県立みらい共創中学校」について、15歳を超えていれば国籍を問わず、中学校を卒業できなかった人や、卒業したものの不登校などで十分に学べなかった県内在住の人を対象に、入学希望者を募集していました。
7日までの希望者はあわせて37人で、3学年それぞれの定員が35人なのに対して、1年生は32人、3年生は5人だということです。
国籍は日本を含めて10か国で、国別ではブラジルが10人、日本が7人、ペルーが6人、フィリピンが5人などとなっていて、外国籍の人が全体の81%を占めています。
また、年代別では10代が12人、20代と60代が6人、30代と50代が5人などとなっています。
山本知事は記者会見で、働きながら学べるカリキュラムや多様な生徒にあった形の支援を進める考えを強調したうえで「教育の充実が知見となり県全体の教育の質の向上につながることを期待している」と述べました。
夜間中学では来月11日に入学式が行われ、定員に達していなければ、年度途中からの入学も可能だということです。