日本初の月面着陸 無人探査機「SLIM」展示会 館林

JAXA=宇宙航空研究開発機構などが開発し、ことし1月に日本初の月面着陸に成功した、無人探査機「SLIM」を紹介する展示会が館林市で開かれています。

館林市の向井千秋記念子ども科学館で開かれている展示会では、日本初の月面着陸に成功した、無人探査機「SLIM」の今回の目的や機体の特徴などをパネルや資料で紹介しています。
このうち、月の地図を掲示したパネルでは、機体に取り付けられたカメラで撮影した画像をもとに月面の地形情報を識別し、目標地点に降下するSLIMの着陸技術を、虫眼鏡を使って疑似体験することができます。
また、SLIMに搭載されている月面探査ロボットを説明するパネルには、日本の玩具メーカーが持つ変形ロボットを製作するノウハウが生かされていることが紹介されています。
科学館の展示担当の浅見すみれさんは「SLIMの活躍で、月で人が活動できるようになる未来が近づいた。月を身近に感じてもらって、宇宙の面白さを知ってほしい」と話していました。
この展示会は今月31日まで開かれています。