勢多農林高で合否ミス 合格の受験生2人を誤って不合格に

5日行われた県内の公立高校の合格発表で、前橋市の県立勢多農林高校が、本来、合格になるはずの受験生2人を誤って不合格とするミスがありました。
学校は、2人の合格を認めたうえで生徒と保護者に謝罪しました。

県内の公立高校では5日、先月の入学試験の合格発表が行われ、県教育委員会によりますと、このうち県立勢多農林高校が午前10時に発表を行ったところ、受験生2人の保護者から「志願した学科とは別の学科で合格したことになっている」と申し出があったということです。
学校が確認したところ、この2人が志願した学科とは異なる学科の合否判定用の資料に2人の名前が記載されていて、これを元に判定を行っていました。
その結果、本来、合格になるはずの別の受験生2人が不合格になっていたことが確認されたということです。
学校は、初めに申し出た受験生2人について、志願した学科での判定を行って合格とし、さらに、別の受験生2人も合格としたうえで、それぞれの生徒と保護者に謝罪しました。
県教育委員会は「生徒の志願学科と、合否判定を行う学科が一致しているかの確認作業が不十分だった。複数の職員で繰り返し確認するなど再発防止に努める」とコメントしています。