群馬県内 公立高校で卒業式 約1万1000人が新たな一歩

県内のすべての公立高校で1日、卒業式が行われ、3年生の生徒たちが、学びやに別れを告げ、新たな一歩を踏み出しました。

このうち、県立前橋高校では、5年ぶりに新型コロナの感染対策の制限がない形で卒業式が行われ、卒業生およそ270人や保護者などが出席しました。
式では、卒業生の名前が1人ずつ読み上げられた後、代表の生徒に卒業証書が手渡されました。
そして、二渡諭司校長が「変化が激しく将来の予測が困難な時代でも広い度量を持って志を高く掲げ、唯一無二の絶対王者になってほしい」とはなむけのことばを贈りました。
これに対して、卒業生の石関弘晃さんが「これから壁にぶつかることもあるかと思うが、高校で出会った仲間たちとともに乗り越えていく」と決意を述べました。
県によりますと、1日、県内にある66の公立高校のすべてで卒業式が行われ、合わせておよそ1万1000人が新たな一歩を踏み出したということです。
式の後、卒業生の1人は「コロナ禍のスタートだったが、徐々に仲間たちの顔が見え、楽しく過ごすことができた。将来は教員として生徒を卒業させる側になれるように頑張っていきたい」と話していました。