前橋市 小川晶 新市長が初登庁「市民目線で」と訓示

今月の前橋市長選挙で初当選した小川晶 新市長が、28日、初登庁し、「市民目線で取り組んでほしい」と職員に訓示しました。

今月4日の前橋市長選挙で野党側の議員が支援した小川氏は、自民党と公明党の推薦を受けて4期目を目指した山本龍氏を1万4000票余りの差で破り、初当選しました。
前橋市長に女性が就任するのは、市が始まった132年前の1892年以来初めてで、28日、初登庁した小川 新市長は課長以上のおよそ120人の職員を前に訓示を行いました。
この中では、「私の判断基準は『市民のためになるかどうか』に尽きる。市民の皆さんが何に困っているかを常に意識し、市民目線を第一に、日々の業務に取り組んでほしい」と述べました。
このあと、市長室のいすに座った小川 新市長は「33万人の市民のためにしっかりと働きたい。重い責任と覚悟を感じながら街づくりに取り組みたい」と意気込みを述べました。
また、取材に対しては、最重点と位置づける政策として、「こども・子育て政策」をあげたうえで、「給食費の無償化や保育料の負担軽減の実現に向けて取り組んでいきたい」と述べました。
そして、総務省出身の大野誠司副市長がことし7月に退任予定だと明かしたうえで、こども家庭庁に対し、新たな副市長の派遣を要請する考えを示しました。