みどり市 間伐材でまきを生産「木の駅」整備へ 林業活性化を

みどり市は新年度、間伐材を買い取り、まきを生産する施設「木の駅」を整備する方針で、温泉施設の燃料などとしてまきを活用することで林業の活性化を目指すことにしています。

みどり市によりますと、新年度、市内に新たに整備する方針の施設「木の駅」は、地元の山林の所有者などから間伐材を買い取り、まきを生産します。
そして、そこで作られたまきは市内で整備を進めている温泉施設の燃料用のまきとして活用するほか、一般の家庭向けにも販売することにしています。
間伐材を買い取る仕組みを作ることで山林の所有者は安定的に利益を得ることができ、山林の整備が進むことなどが期待されるということです。
みどり市は「木の駅」の整備費用などとして新年度予算案におよそ2700万円を盛り込んでいて、来月には市民向けの説明会を開くことにしています。
そして、ことし8月ごろから施設の整備を行い、来年2月ごろから間伐材の買い取りやまきの生産を始める方針です。
みどり市農林課では「地域の木材を有効に活用して山林の所有者に利益を還元していきたい。今回の取り組みで、地域の林業がより活性化されることを期待している」としています。