伊勢崎 工場排水からの有害物質問題 調査地点で基準値下回る

伊勢崎市で工場の排水から基準値を超える有害物質が確認された問題で、市は最終的な調査結果を発表し、26日までに3つのすべての地点で基準値を下回ったことを明らかにしました。
市は「水質が回復したと判断した」としたうえで、工場に対しては、基準を満たすまで排水を停止させ改善指導を行うとしています。

伊勢崎市を流れる広瀬川の支流、車川に排出されている工場の排水からは基準値を超える「ジクロロメタン」や「トリクロロエチレン」などの有害物質が確認されたことが、市の今月14日の調査で明らかになりました。
市は、その後、工場近くにある調整池と、車川と韮川の3つの地点で継続的に調査を行った結果、26日までに、すべての地点で基準値を下回ったということです。
これを受けて市は、「水質が回復したと判断した」としたうえで、「工場に対しては今後も基準を満たすまで排水を停止させ、継続的に改善指導を行っていく」とコメントしています。