地域おこしにアニメソングコンテスト 県庁で初開催 生配信も

漫画やアニメなどサブカルチャーを通じて地域おこしをしようと、県は、アニメソングの歌唱力を競うコンテストを初めて開き、動画投稿サイトで生配信しました。

25日、県庁で開かれたコンテストでは、応募があった県内外に住む270人あまりの中から事前の審査を経て選ばれた8人が参加し、AI=人工知能を搭載したカラオケ機器による採点で得点を競いました。
県は、国内外で若者を中心に人気が高い漫画やアニメなど、サブカルチャーを通じた地域おこしに力を入れ、観光客の誘致を図っています。
コンテストは、500人の観客が見守るなか、動画投稿サイトでも生配信され、人気アニメの主題歌を歌った埼玉県の高校生の岩口和暖さんが優勝しました。
県によりますと、配信された動画は26日までの2日間で1万回あまり再生されているということです。
岩口さんは「優勝したことも、県全体がアニメソングを推していることもうれしいです」と話していました。
県メディアプロモーション課の桑名かおり室長は「老若男女に人気のアニメソングを活用したところ、思った以上に反響があった。企画しだいでたくさんの人が集まることがわかったので、もっとおもしろい企画を今後も考えていきたい」と話していました。