群馬県 障害児支援事業者 桐生市から不正受給で指定取り消し

桐生市で、障害のある子どもの支援施設を運営している事業者が、管理責任者が常勤しているように装うなどして市などからの給付費、あわせて250万円あまりを不正に受給したとして、県の指定を取り消される行政処分を受けました。

行政処分を受けたのは、桐生市にある障害のある子どもの支援施設「コーディキッズ桐生」を運営している「株式会社カポノ」です。
県によりますと、この事業者は去年7月から10月にかけてあわせて46件、桐生市などから給付費あわせて253万円あまりを不正に受給していたということです。
具体的には、子どもの発達計画などを作成する管理責任者がいないにも関わらず、常勤していると、うその申請書を県に提出し、給付費を減算せずに不正に請求するなどしていたということです。
また、虚偽のシフト表や業務日誌も作成していたということです。
事業者は県に対して「去年7月には不正請求をしてしまったことを認識したが、そのまま続けてしまった」と話し、不正受給した給付費を全額返還する意思を示しているということです。
県は、この事業者の指定をことし4月1日に取り消すということで、事業者は、その後5年間、障害のある子どもの支援事業を行うことができないということです。