群馬県 公立高校の入試始まる 前・後期一本化の新制度で試験

県内の公立高校の入学試験が、21日から始まりました。
ことしは、「前期選抜」と「後期選抜」を一本化した新たな制度で初めて行われ、受験生たちが張り詰めた雰囲気の中で試験に臨みました。

21日から始まった県内の公立高校の入学試験で、330人あまりが受験する県立前橋高校には、21日朝、受験生たちが緊張した面持ちで集まり、校門の前では学習塾の関係者から激励を受ける姿も見られました。
そして、教室に入ると張り詰めた雰囲気の中で試験官からの注意事項に耳を傾け最初の試験科目の「国語」に臨みました。
県内の公立高校の入学試験はことしから、これまでの調査書や面接を重視する「前期選抜」と学力検査を重視する「後期選抜」を一本化して学力検査と面接を行う新しい制度になりました。
県教育委員会によりますと、ことし、定時制などを除く公立高校を志願している生徒は1万1744人で、募集定員に対する倍率は1.00倍となっています。
学校・学科別の倍率では
▽桐生の理数科が1.86倍と最も高く、
次いで
▽勢多農林の動物科学科応用動物コースが1.50倍で、
▽県立前橋高校は1.20倍となっています。
県内の公立高校の入学試験は22日面接が行われ、来月5日に合格者が発表されます。