多々良沼に「冬の使者」白鳥の飛来ピーク 多くの人が観察に

「冬の使者」とも呼ばれる渡り鳥の白鳥の飛来が、館林市と邑楽町にまたがる多々良沼でピークを迎え、多くの人が観察に訪れています。

白鳥の飛来地として知られる多々良沼では、毎年この時期、オオハクチョウやコハクチョウなどが、寒さの厳しいシベリアから渡ってきて、冬を越します。
白鳥の保護に取り組んでいる地元の市民グループによりますと、今月に入って白鳥の飛来がピークを迎え、7日朝も115羽が確認されました。
訪れた人は、白鳥が水面を優雅に泳いだり、雪の上で羽を広げたりする姿を写真に収めるなどして楽しんでいました。
栃木県から訪れた60代の女性は、「白鳥が水を蹴って飛び立つところや、羽を広げて降り立つ姿が魅力的です」と話していました。
また、地元に住む70代の男性は、「群れで飛んでいる姿に圧倒されます。毎年、この季節が待ち遠しいです」と話していました。
多々良沼の白鳥は、来月上旬まで見ることができ、その後、シベリアに戻っていくということです。