大雪 スリップ事故174件32人けが 転倒などで18人けが

大雪の影響で、県内各地では、5日から6日朝にかけてスリップ事故が相次ぎ、合わせて32人がけがをしました。

気象庁によりますと、本州の南岸を低気圧が進んだ影響で、5日から群馬県内の広い範囲で大雪となりました。
警察によりますと、大雪の影響で、県内では、5日正午から6日午前8時までに、スリップ事故が174件起きました。
このうち、人身事故は23件で、合わせて32人が軽いけがをしました。
また、174件のスリップ事故のうち、事故に関係した車が冬用タイヤやチェーンを装着していなかったケースは半数近い85件にのぼっているということです。
警察は、場所によっては道路が凍結しているおそれもあることから、車を運転する場合は時間に余裕を持って出かけ、冬用タイヤなどを装着したうえで速度を落として車間距離を十分に取るよう呼びかけています。
5日からの大雪で県内では、藤岡市で男性が転んで足首を骨折するなど、少なくとも合わせて18人がけがをしたことが県内の消防への取材でわかりました。

県内の消防の6日午後4時現在のまとめによりますと、5日からの大雪でけがをした人は、男女合わせて少なくとも18人でした。
自治体別では前橋市で6人、高崎市と伊勢崎市でそれぞれ5人、藤岡市とみなかみ町でそれぞれ1人となっています。
このうち藤岡市では6日午前6時すぎ、50代の男性が屋外で転んで足首を骨折したということです。
また、みなかみ町では6日午前9時半ごろ、30代の男性が除雪作業中に除雪機と接触して左手に軽いけがをしたということです。
県は、近所の人に声をかけてから除雪作業を2人以上で行うことや、屋上などを除雪する際は命綱とヘルメットを着用することなどを呼びかけています。