ボート転覆事故 ガイド務めたツアー運営会社従業員を書類送検

去年5月、みなかみ町の利根川でラフティングのボートが転覆し、19歳の大学生が死亡した事故で、警察は当時、転覆したボートに乗り、ガイドを務めていたツアーの運営会社の従業員を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

去年5月、みなかみ町小日向の利根川で、7人が乗っていたラフティングのボートが転覆し、このうち6人は別のボートに救助されるなどして無事でしたが、埼玉県伊奈町の大学生、本田啓祐さん(19)の行方がわからなくなり、その後、死亡が確認されました。
警察は事故の状況などを調べてきましたが、当時、このボートに乗り、ガイドを務めていたツアーの運営会社の20代の従業員が、転覆する事故を起こし、大学生を死亡させたとして、業務上過失致死の疑いで今月1日付けで書類送検しました。
書類送検を受け、亡くなった男子大学生の母親はNHKの取材に対し「この事故の全容を明らかにするとともに、安全管理の体制が十分だったか、しっかりと捜査してほしい」などと話しています。