県内で今年度末に小中学校6校が統廃合 少子化のため

子どもの数が減少する中、群馬県内では今年度末に、富岡市など3つの市町村の小中学校、合わせて6校が統廃合されます。

少子化の影響で県内の子どもの数は、去年5月時点で小学生は前の年より2000人余り少ない8万9890人、中学生は960人余り少ない4万8968人となっています。
こうした中、ことし3月末に富岡市と長野原町、それに南牧村にある小学校3校と中学校3校の合わせて6校が統廃合されます。
具体的には、富岡市は富岡中学校と東中学校を廃止・統合し、新たな「富岡中学校」を、長野原町は応桑小学校と北軽井沢小学校を廃止・統合し、新たに「浅間小学校」を設置します。
また、南牧村は南牧小学校と南牧中学校を廃止し、新たな義務教育学校「なんもく学園」を設置します。
これらの自治体では一部の児童・生徒の通学距離が伸びることから、長野原町ではスクールバスを、富岡市では、借り上げたタクシーをそれぞれ新たに運行し、通学を支援することにしています。
県教育委員会は「少子化が進む地域の先行事例などの情報を自治体に提供し、適切な学校運営の支援をしていきたい」としています。