ビッグモーター街路樹問題 群馬県が会社側に850万円請求

中古車販売会社「ビッグモーター」の太田市の店舗前の街路樹が枯れているのが見つかった問題で、県は、会社が関与を認めたことから、伐採や新たな街路樹を植えるなどの費用として、会社に対してあわせて850万円を請求したことを明らかにしました。

中古車販売会社「ビッグモーター」の太田市の店舗前では、おととし8月、歩道で数百メートルにわたって、合わせて17本の木が枯れているのが見つかり、根元の土から除草剤の成分が検出されました。
県によりますと、その後、ビッグモーターの本社から「社内調査の結果、除草剤を散布して枯らしたのは間違いない」と連絡があり、県は、かかる費用を請求する方針を明らかにしていました。
これについて県は1日の記者会見で、伐採や土の入れ替えにかかった400万円と、今後、新たな街路樹17本を植えるための450万円のあわせて850万円を先月12日付けで会社に請求したことを明らかにしました。
支払期限は1日までだということで、会見で山本知事は「しっかりと流れに沿ってわれわれがやるべきことを行っていきたい」と述べました。
「ビッグモーター」の店舗前で発覚した街路樹問題をめぐっては、神奈川県警が社員を川崎市の店の前の木を伐採するよう指示したとして、30日器物損壊の疑いで逮捕しています。