館林市 災害時の物資配送で大手運送会社と防災協定締結

館林市は、大きな災害が発生した際、避難所への物資の配送などを支援してもらおうと、大手運送会社と防災協定を結ぶことになり、31日、締結式が行われました。

館林市が防災協定を締結したのは、全国で運送事業を展開する「福山通運」です。
館林市役所では31日、締結式が行われました。
協定には地震など災害が発生した際、館林市内の避難所に備蓄品や救援物資などを配送してもらうことや、市内の体育館に集まる物資の管理などについて協力してもらうことなどが盛り込まれています。
締結式の中で館林市の多田善洋市長は「物資の管理や輸送について今回の協定で強化できるのは非常に心強い」とあいさつしました。
また、運送会社の垣田武男関東統括部長は「皆さんの安全・安心を守るためにトラック事業者としての責任をしっかり果たしていきたい」と話していました。
運送会社によりますと、群馬県内でこうした協定を結んだのは太田市に次いで2例目だということです。
館林市安全安心課の日比野充宏係長は「今後も民間企業との連携を検討しながら、災害に対してできる限りの備えをしていきたい」と話しています。