高校生が卒業制作で作った園児服を子どもたちに贈る 桐生市

学校で身につけた染織の技術を地域に役立てようと、高校生たちが卒業制作として作った園児服をプレゼントする催しが桐生市の幼稚園で行われました。

園児服を制作したのは桐生工業高校で染織の技術などを学ぶ3年生の生徒6人で、26日桐生市の西幼稚園を訪れました。
そして、園児服あわせて18着をプレゼントすると、園児たちはさっそく、ポケットに描かれた動物のイラストなどを見ながら、喜んだ表情で着ていました。
この園児服は高校で学んだ技術を地元のために生かそうと卒業制作として作ったもので、高校生たちが事前にそれぞれの園児の好みを聞き取った上で、色染めや刺しゅうなどを行ったということです。
最後に、子どもたちはプレゼントのお礼として、高校生たちに桐生の糸をテーマにした歌などを披露しました。
園児服をもらった女の子は「デザインがかわいくてポケットが2つあるのもうれしい」と話していました。
園児服を制作した桐生工業高校の3年生、竹澤歩さんは「一生懸命作ったので、園児たちの喜ぶ姿を見ることができてうれしかった」と話していました。