暖かい日続き生育早く 冬野菜中心に値下がりの動き

この冬、暖かい日が続いた影響で通常より生育が早く進むなどして出荷量が増えている野菜があり、高崎市内のスーパーでは冬野菜を中心に多くの野菜の値段が去年の同じ時期に比べ、2割ほど値下がりしているということです。

高崎市内のスーパー、「パワーセンターうおかつ群馬町店」によりますと暖かい日が続いた影響で野菜の生育が早く進むなどして、例年より出荷量が増えている野菜もあるため、値下がりの動きがみられるということです。
具体的には、「白菜」や「ねぎ」、それに「だいこん」など、冬野菜を中心に多くの野菜が去年の同じ時期に比べ、2割ほど値下がりしているということです。
特に「ブロッコリー」は、出荷量が大幅に増えているということで、スーパーでは3割ほど安い値段で販売されています。
買い物に訪れた女性は「野菜が安いのは助かる。子どももまだ小さいので、たくさん食べさせたい」と話していました。
また、このスーパーでは今月上旬ごろまで鍋に使う野菜などの売れ行きが不調でしたが、ここ最近、売り上げが伸びているということで、寒さが厳しくなってきたことが要因ではないかとみています。
一方、スーパーの担当者は出荷の時期が前倒しになっている野菜も多くあるとみて、今後は流通量が減り、値上がりする可能性も指摘しています。
スーパーの青果担当、大和卓哉さんは「ほぼ全品に近い状況で例年に比べて野菜が安くなっている。今がお買い得な野菜が多いので鍋などで楽しんでもらいたい」と話していました。