自転車ヘルメット着用中学生以下9割以上 19歳以上5割以下

去年、着用が努力義務化された自転車のヘルメットについて群馬県が着用率を調べたところ、「中学生以下」では9割以上に上った一方、「19歳以上」では5割以下にとどまっていることがわかりました。

自転車に乗る人のヘルメットの着用は、道路交通法の改正で、去年4月から全国で努力義務になりましたが、群馬県では3年前から条例で着用が努力義務化されています。
群馬県はその着用率を調べるため、去年10月からの3か月間、県民を対象に、インターネットを利用したアンケート調査を行い、2万3000人あまりの回答が寄せられました。
調査は「小学生以下」、「中学生」、「高校生」、そして「19歳以上」の4つの区分で行われ、着用率はいずれの区分でも全国で努力義務化される前の、おととしから去年にかけて行われた前回の調査よりも上昇しました。
具体的には
▽「小学生以下」が90.1%、
▽「中学生」が96.4%でともに9割を超えました。
一方、
▽「高校生」は56.2%で、小中学生に比べ、大幅に着用率が低くなり、▽「19歳以上」では49.1%と5割以下にとどまっています。
県は「大切な命を守るため、年代を問わずヘルメットは必ずかぶってほしい。街頭啓発などを通じて、自転車保険への加入とともに着用を促していきたい」としています。