群馬県 11月の有効求人倍率1.47倍 前月下回る

群馬県内の去年11月の有効求人倍率は、1.47倍となり、前の月を0.05ポイント下回りました。
1.5倍を下回るのは1年8か月ぶりで、群馬労働局は県内の雇用情勢について、「持ち直しの動きに足踏みがみられる」と下方修正しました。

群馬労働局によりますと、仕事を求めている人1人に対する企業からの求人数を示す有効求人倍率について、県内の去年11月は、働く場所ごとに集計した「就業地別」で1.47倍と、前の月を0.05ポイント下回りました。
県内の有効求人倍率が1.5倍を下回るのはおととし3月以来、1年8か月ぶりです。
産業別の新規の求人数は、前の年の同じ月と比べて、
▽「運輸業・郵便業」がマイナス33.2%と2か月連続の減少、
▽「宿泊・飲食サービス」がマイナス31.6%と3か月ぶりの減少、
▽「卸売・小売業」がマイナス22.1%と3か月連続の減少などとなっています。
これについて群馬労働局は、燃料費の高止まりなどが運輸業の求人の減少につながっているほか、物価高騰の影響でスーパーやホームセンターで求人の減少傾向がみられるということです。
このため、群馬労働局は県内の雇用情勢について下方修正し、「持ち直しの動きに足踏みがみられる。物価上昇などが雇用に与える影響に十分注意していく必要がある」としています。