上越・北陸新幹線運転見合わせ 高崎で払い戻しの長い列 群馬

群馬県内を通る上越新幹線と北陸新幹線は架線のトラブルの影響で、２３日午前１０時ごろから運転を見合わせています。
この影響でＪＲ高崎駅の窓口には購入した切符の払い戻しをする人たちなどで長い列ができていました。

ＪＲ東日本によりますと、２３日午前９時５８分ごろ、東北新幹線、北陸新幹線、上越新幹線で停電が発生し、係員が確認したところ上野駅と大宮駅の間の上りで架線が垂れ下がっているのが確認されました。
この影響で群馬県を通る区間では、上越新幹線と北陸新幹線の東京駅と高崎駅の間のそれぞれ上下線で運転を見合わせています。
ＪＲ東日本によりますと、運転の再開までには相当な時間がかかる見通しだということです。
このため、ＪＲ高崎駅では改札の近くに運転見合わせを知らせる看板が設置されたほか、駅員が運行状況などを尋ねる人に対応していました。
また、窓口には購入した切符の払い戻しをする人たちなどで長い列ができていました。
長野県から高崎市内の大学に通う２１歳の大学生は「自宅までは在来線で直接行ける路線がなく、帰れないのでどうしようか困っている」と話していましたまた、神奈川県から訪れた５０代の女性は「東京駅で運転見合わせを知り、一度家に帰ろうと思ったが休みだったので在来線に乗ってきた。いつもの倍以上の２時間ほどかかった」と話していました。