「ジビエ」の正しい衛生管理などを学ぶセミナー 群馬 高崎

近年注目を集めている、シカやイノシシなどの野生動物の肉、「ジビエ」について正しい衛生管理の方法などを学ぶセミナーが高崎市で開かれました。

このセミナーは、日本ジビエ振興協会が「ジビエ」の正しい衛生管理や処理の方法などを知ってもらおうと企画し、県内の自治体や食肉処理施設の関係者など50人あまりが参加しました。
セミナーでは協会の担当者が、捕獲する時は感染症対策として必ず長袖・長ズボンを着用することや、解体・処理する際は工程ごとに着衣や器具などをわけて使い、衛生管理を徹底するように呼びかけていました。
また、会場の外では野生動物の処理から冷凍まで、一連の作業ができる移動式の車「ジビエカー」が展示されました。
車には解体作業などを行うための動物を吊り下げるフックが取り付けられているほか、動物を洗浄するシャワーなども備えられていて、参加者たちは写真を撮るなどしながらその機能を確認していました。
主催した日本ジビエ振興協会の藤木徳彦代表理事は「ジビエに関する正しい知識を学ぶことができる場はまだまだ少ない。自治体にはジビエに関する相談も多いと思うので、きょうの内容をぜひ生かしてほしい」と話していました。