能登半島地震 群馬県が2次避難先として1161人分を確保

能登半島地震による避難生活の長期化が懸念される中、群馬県の山本知事は、被災した人たちの2次避難先として県内の旅館やホテルの部屋、あわせて1161人分を確保したことを明らかにしました。
今後、被災した自治体から要望があれば速やかに受け入れを進める方針です。

能登半島地震では多くの人が避難生活を続けていて、国や石川県は災害関連死を防ぐためにホテルや旅館などに移る2次避難を呼びかけています。
これを受けて、群馬県の山本知事は18日の記者会見で、2次避難先として県内のホテルや旅館など73施設の396部屋、あわせて1161人分を確保したことを明らかにしました。
県によりますと、滞在中は原則、一日3回の食事が無料で提供され、現時点では、受け入れの期間は仮設住宅などに移るまで、最長で2か月ほどを見込んでいるということです。
この2次避難先の確保について県はすでに石川県に伝えていて、今後、要望があれば速やかに被災者の受け入れを進める方針です。
山本知事は「災害は群馬県にとっても決してひと事ではない。県としても大規模な災害が発生した場合に備えてバックアップできる態勢を整えるとともに、しっかりシミュレーションをしておきたい」と話していました。
また、県では物資の支援も進めることにしていて、19日、石川県にブルーシート500枚を送り、今後、現地の要望があれば、段ボールベッドなども提供する方針です。