知的障害のある人たちが作った絵画などの展示と物品の販売会

知的障害のある人たちが作った絵画などの展示や、野菜やパンなどの販売を行う催しが前橋市で行われています。

この展示や販売は、県知的障害者福祉協会が群馬県庁1階のロビーで開いていて、新型コロナの影響で4年ぶりの通常規模での開催となりました。
会場には、県内の施設や事業所の利用者の作品が展示され、このうち、太田市の人たちが作った絵はがきは、牛乳パックを活用して表情豊かな雪だるまの姿を表現しています。
また、群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が、大リーグの大谷翔平選手が所属したエンジェルスのユニフォームを着た様子を表現した作品は、前橋市の35人が色とりどりの紙を丸めて貼り付けて作ったということです。
会場にはこのほか、利用者が作った野菜やパン、そして、陶器なども販売されています。
前橋市の80代の女性は「久々の通常開催を楽しみにしていました。障害がある人に手を差し伸べられるように心がけていきたい」と話していました。
また、県知的障害者福祉協会の中島穣会長は「見た目では理解されづらい知的障害の人たちが地域で共生できるように、理解を深めるきっかけになれば」と話していました。
この展示・販売の催しは、12日まで開かれています。