能登半島地震 日赤群馬県支部の医師や看護師など石川 珠洲へ

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市の避難所での診療などを行うため日本赤十字社群馬県支部の医師や看護師などが10日、現地へ出発しました。

石川県珠洲市に向けて出発したのは、日本赤十字社群馬県支部の医師、看護師、薬剤師などで作る救護班と、情報収集などを行うチームの職員、あわせて12人です。
前橋市内の2か所で行われた出発式のうち1か所には救護班のメンバーが参加し、班長を務める田中成岳医師は現地での活動に向けて「安全に気をつけながら被災者に寄り添うような医療を心がけます」と述べました。
このあと、救護班のメンバーは、医療機材を積んだ車や救急車に乗り込んで現地に向かって行きました。
今回の救護班の珠洲市での活動は、11日から13日までの予定で、避難所を回って診療を行ったり、次に派遣される救護班の活動に向けて必要な医療の調査を行ったりするということです。
田中医師は出発前の取材に対して「ライフラインが十分に整っていない中での活動になるが、感染症への対策や治療に幅広く取り組みたい」と話していました。