能登半島地震 群馬県 山本知事「最大限の支援を」

最大震度7を観測した能登半島地震を受けて、群馬県の山本知事は5日の記者会見で、「最大限の支援が出来るように各部局長に指示を出している」と述べ、被災地の要望に応じて、県として速やかな支援を続ける考えを示しました。

山本知事は、5日のことし最初の記者会見で能登半島地震に対する支援について、緊急消防援助隊、県の防災ヘリコプター、水洗トイレを搭載した「トイレトレーラー」、医師や看護師などで作る災害派遣医療チーム「DMAT」、精神科医などが被災者の心のケアなどにあたる災害派遣精神医療チーム「DPAT」、そして、職員などをそれぞれ石川県内の各地に派遣したことを明らかにしました。
そのうえで「自分が同じ立場だったらどれほどつらいかと日々考えている。最大限の支援が出来るように各部局長に指示を出している」と述べ、被災地の要望に応じて、県として速やかな支援を続ける考えを示しました。
また、義援金の募金箱を県庁舎1階の正面玄関受付などに設置したことも明らかにしたほか、各家庭で出来る災害対策として家族全員の3日間分の食料や飲み物を備蓄することや災害時の連絡方法や集合場所を共有しておくことなどを呼びかけ、「災害はいつどこで起こるか分からないので、日頃からの備えをお願いしたい」と述べました。

山本知事は記者会見で、高山村の養鶏場のニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出されたことについて、周辺でのニワトリや卵の移動制限、また、出荷などの搬出の制限の解除が今月下旬になるという見通しを明らかにしました。
県によりますと、この養鶏場で飼育されているおよそ36万羽のニワトリについては、5日午後3時までに全体の78.5%ほどにあたる28万2520羽を処分したということです。