群馬 公立高校の志望倍率1.00倍 過去最低に 県教委調査

来年春に卒業予定の中学生を対象にした進路志望調査の結果がまとまり、県内の公立高校の志望倍率は過去最低の1.00倍となりました。

県教育委員会は、今月1日の時点で来年春に県内の中学校などを卒業見込みの生徒1万7000人余りを対象に進路志望を尋ねる調査を行い、その結果を公表しました。
それによりますと、通信制を除く高校などへの進学を志望する生徒は1万6158人でした。
このうち、県内の公立高校を志望する生徒は1万1770人で、募集定員に対する倍率は1.00倍と、去年の同じ時期を0.01ポイント下回り、過去最低となりました。
これについて県教育委員会は、私立高校や通信制高校など進路選択の幅が広がっていることが関係していると分析しています。
また、64校の公立高校のうち、募集定員に達していない学校は35校に上り、3年連続で半数を超えました。
学校別の倍率は、桐生高校が1.44倍と最も高く、次いで高崎工業高校が1.36倍、高崎経済大学附属高校が1.34倍などとなっています。
県教育委員会は「公立の高校の各学校に特色があり、説明会やホームページを通じて生徒たちに魅力を伝えていきたい」としています。