鳥インフルエンザ対策 前橋市 消毒用の消石灰を農家に配付

鳥インフルエンザの養鶏場での感染確認が、ほかの県で相次いでいることから、前橋市は、26日から市内の養鶏農家に消毒用の消石灰などの配付を始めました。

前橋市が始めた消石灰などの配付は、100羽以上を飼育している市内11の養鶏農家を対象に、26日と27日、JA前橋市の倉庫で行っています。
農林水産省によりますと、今シーズン、養鶏場での鳥インフルエンザの感染は先月以降、佐賀、茨城、埼玉、鹿児島の4県で確認されています。
県内では昨シーズン、いずれも前橋市で3例確認されていて、26日は午前中から配付場所に農家が訪れ、市の職員から40キロの消石灰が入った袋や36リットル分の消毒液などを受け取っていました。
受け取った養鶏農家は「すでに対策を行っているが、多くの量が必要なのでありがたい。今後も気を緩めずに対策を継続していきたい」と話していました。
前橋市農政課の石坂誠課長補佐は「対策が重要な時期になってきたので、配付した消石灰などを活用して予防対策を進めてほしい」と話していました。