多々良沼に白鳥がことしも姿 多くの人が観察に訪れる

館林市と邑楽町にまたがる多々良沼では、越冬のために飛来する白鳥がことしも姿を見せ、多くの人が観察に訪れています。

館林市と邑楽町にまたがる多々良沼には、毎年、オオハクチョウやコハクチョウが越冬のためシベリアから飛来しています。
ことしは先月中旬から飛来し始め、今月22日には60羽を超える白鳥が姿を見せました。
また、沼の一部には氷が張っていて、白鳥が氷の上に降り立つ様子や氷の間を泳ぐ様子なども見られ、訪れた人たちの中には写真を撮りながら観察している人もいました。
東京都から訪れた70代の男性は、「タイミングよく撮影するのは難しいが、上手に撮れるとうれしい。羽を開いている姿はとてもきれいです」と話していました。
「多々良沼白鳥を守る会」の上野秀雄会長は、「ことしは暑い日が続いたので飛来に影響があるかと思ったが、無事に来てくれて安心している。白鳥は美しいだけでなく、しぐさや目つきがかわいらしいので、よく観察してみてほしい」と話していました。
多々良沼では毎年、2月ごろに白鳥の飛来のピークを迎えるということです。